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2021年11月6日参加者の一部アクションプランをご紹介

更新日:2021年12月2日

11月6日に行われた「応援しあう東北 × Beyondミーティング〜東北への想いとアクション溢れる若者の大集会〜」。ピッチ(※1)&ブレストを行うプログラムの中間報告会が開催されました。

(※1)ピッチ=登壇してプレゼンテーションを行うこと


当日は、応援しあう東北メンバーの1人でもある山越香恋さんがグラフィックレコーディングをリアルタイムでお届けしてくれました。

山越さんのイラストとともに18名の登壇者のアクションプランをご紹介いたします。


Round1 アジェンダオーナー





①TOP 東北恩返しプロジェクト/渡邉 蛍都さん・岩田 彩花さん


大学4年生の渡邊さんと岩田さんは、復興支援ボランティアやインターンシップを通してお世話になった東北へ恩返しをしたいと考え「TOP(東北恩返しプロジェクト)」を運営中。TOPでは東北に関わりのある学生たちが、活動終了後も継続的に繋がることができるプロジェクト「ホタテdeお手紙」を企画しています。


ブレストテーマ:手紙を送っただけで終わりにならないようにTOPではどんなことができるか、参加者を増やすためにはどうしたらいいか。


②住民の生活の延長線上にケアのある図書館を作りたい/小川 泰佑さん


宮城県の大学に通う小川さんの人生のミッションは「At least 地球の裏側100万人まで救う」。就職活動中に生きづらさを感じていた経験から、人助けに自分の人生を捧げたいと思った小川さん。誰1人取り残さない居場所として本・お茶を掛け合わせた、医療・福祉従事者が運営する図書館作りを目指しています。


ブレストテーマ:図書館を収益化するためには?


③日本で異文化に遭遇する留学体験プログラム/野地 雄太さん


福島県相馬市で働く野地さんは、留学中にさまざまな国の人と出会い異文化交流を経験。多様な文化や価値観に触れられる教育プログラムとして「日本で異文化に遭遇する4日間の留学体験プログラム」を企画しています。


ブレストテーマ:身近で感じた異文化体験は?国際交流に参加したことがない中高生が参加したいと思えるアイデアを一緒に考えたい。


④近くの子どもたちも遠くの子どもたちも笑顔にし、楽しませる映像紙芝居を作りたい!/宍戸 孔哉さん


福島県で子育て支援NPOの総務・映像制作団体の事務総長を行う宍戸さんは、仕事をきっかけに子どもたちを笑顔にしたいと思い紙芝居を制作中。子どもたちが明日に希望を持てる作品、世界の人々が福島に興味を持つ作品を作りたいと奮闘中です。


ブレストテーマ:子どもたちが笑顔になってくれる紙芝居のネタを教えてください。


⑤厄介者を観光資源に利活用!?猪苗代湖産ヒシの実商品開発&販売事業/長友 海夢さん

福島県猪苗代町(いなわしろまち)地域おこし協力隊の長友さんは、繁殖力が強く厄介者扱いされているヒシの実(沼や湖に自生するヒシという水草に生える実)を活用した商品開発・事業開発を行っています。猪苗代湖を代表するお土産としてヒシの実を厄介者から観光資源への転換、かつ猪苗代湖の水質を取り戻すために活動中。11月下旬にはクラウドファンディングも開始予定です。


ブレストテーマ:商品名や社名をどうするか、収穫&実食体験をどのようにコンテンツ化していくか。


⑥想いのある生産者さんを応援したい・地方に残る文化的価値を地域に残していきたい/近藤 沙織さん


今年6月、青森にUターンした近藤さんは、三陸・福島県で活動する生産者さんのブランディング支援を行っています。生産者さんが想いを込めて作った商品を地域資源・文化的価値として残していくために事業者さんと繋がり、今後は法人化・HP開設・県の公募事業に挑戦予定です。


ブレストテーマ:プランニングやプロモーションに困っている事業者の方ともっと繋がるには?


Round2 アジェンダオーナー

①”プチ介護”を一緒に考える場所づくり/佐藤 有沙さん

山形県出身・北海道で医学生をしている佐藤さんは、高校生のときに同居していた祖父が認知症を発症したことをきっかけに、プチ介護(メインの介護者ではないが、家族などの介護に何らかの形で関わること※佐藤さんが定義した造語)を経験。自身の経験からプチ介護ならではの悩みがあると考え、気持ちを共有できる場所づくりを構想中です。


ブレストテーマ:祖父母が認知症を発症してしまい戸惑ったあなたは、どんなサポートがほしいですか? 


②子どもがキラキラ輝くためには、大人がキラキラ輝かなくちゃ!/中野 柊一郎さん


宮城県の大学に通う中野さんは、東北の子どもたちが「明日に希望を持てる社会に」をミッションに掲げた学生ボランティア団体「manaco」を立ち上げ、活動を行っています。宮城県内の小中高生の居場所作り、教員・子どもと関わる仕事を志望する学生のイベントや研修会などを実施中です。


ブレストテーマ:教師・子どもと関わる仕事を志望する学生を応援してくれるのは誰だろう?


③廃線になった電車と一緒に時代を超える。芸術で地域を豊かにする試行錯誤!/宮本 一輝さん



宮城県仙台市で俳優・ワークショップのファシリテーターを行う宮本さんは、クオリティーの高い演劇作品作りを生業として活動中。廃線になった電車を活用した、大正時代が舞台のドラマを演劇作品として上映するプロジェクトに取り組んでいます。


ブレストテーマ:演劇・大正時代・ 旧電鉄を掛け合わせてさらに面白くなるような電車の使い方やコンセプトとは?電車内だからこそどういう体験ができたらいいのか、大正時代を体験できるイベントとは?


④廃旅館を活用し、県内外の人たちが交流できるゲストハウスを作りたい/藤田 和隆さん


秋田県能代市で働く藤田さんが今後挑戦したいことは、廃旅館を活用し県内外の人たちが繋がれるゲストハウスを作ること。ゲストハウスを起点に県内外の人たちが繋がり、面白い出会いを生み出す仕組み作りを構想中です。


フレストテーマ:多くの方々が繋がる機会を生み出すために必要なアイデアとは?


⑤いずれこのまちに帰ってきたい、そんな想いをたくさん育む動画メディアをつくりたい!/高橋 知輝さん


山形県の大学でまちづくりや媒体のデザインを学んでいる高橋さんは、Uターン者の間口を広げるために宮城県で輝くUターン者や経営者のルーティーン動画を作り、WEBサイトに掲載中。来年行う動画編集ワークショップに備えて動画を増やすため、Uターン者や経営者などを対象に取材・撮影に取り組んでいます。


ブレストテーマ:閲覧者がこのサイトをもっと見たいと思うためにできる工夫は?


⑥持続可能な地域教育の仕組みをつくりたい!/木村 優哉さん


青森県八戸市にUターンした木村さんは、成人式で実行委員会になったことをきっかけに地元で行っているさまざまなプログラムに参加。個人がやりたいことと社会を繋げるサポートを行うため、地域の魅力的な人を高校生と一緒にインタビューしたり、インターンシップの受け入れや市民大学を作ったりと地域と若者を繋ぐ活動を行っています。


ブレストテーマ:地域で学ぶ教育の良さとは?どんな教育が受けられたらいい?持続可能な地域教育はどうやって実現できる?


Round3 アジェンダオーナー



①宮城県発!初!?こだわりかぼちゃの専門農家/石牧 紘汰さん


2019年に宮城県石巻市に移住してきた石牧さんは、新しく農業を始める方のサポートを行っています。大学時に福島県で農業ボランティアをしたのをきっかけに農業に興味を持ち始め、来年からかぼちゃ農家を始めることを決意。かぼちゃカフェや商品開発など、さまざまな構想を計画中です。


ブレストテーマ:もし皆さんならどのようにしてかぼちゃを販売しますか?


②OHIRA SUSTAINABLE VILLAGE 持続可能なむらづくり/松田 泰知さん


宮城県大衡村(おおひらむら)でエンジニアとして働く傍ら「MADE IN OHIRA」のチームを立ち上げた松田さん。地域に関われていないことを課題視している大衡村の企業と、村内のお店が抱える食品ロスを解決する施策として、地域に関わるきっかけを創出するための取り組みを行っています。


ブレストテーマ:どうすれば企業人がもっと地域に関わることができるか。


③日本のいろんな一面を知ってもらおう!/髙橋 梨咲さん



宮城県出身で東京の大学に通う髙橋さんは、上京してから地元の自然豊かな環境に魅力を感じます。第三者の立場として英語字幕・中国語字幕付きの動画で鳴子温泉地区を紹介するほか、Zoomで現地の鳴子温泉と日本に興味がある外国人を繋ぎリアルタイムで紹介する取り組みを構想しています。


ブレストテーマ:どうやったらもっと良くなるか?定量情報と定性情報のそれぞれのメリットとは?


④表現のいろいろな見方を知りたい!/藤岡 由伊さん



福島県南相馬市出身の藤岡さんは、自身の経験から人との心の関わり方やコミュニケーションに興味を持ち、文章を通して表現することを目標にさまざまな活動に取り組んでいます。


ブレストテーマ:クリエイティブな活動をしている方はどのような背景があってそこからどんな作品が生まれるのか?表現活動をしている繊細な方たちはなぜ表現することが上手いのか?


⑤食品ロス × 福島県~お茶碗1杯プロジェクト~/富樫 司さん



福島県郡山市で活動する富樫さんは、大学時代食品ロスに興味を持ったことをきっかけに、食品ロス × 福島県をテーマにアクションを起こします。食品ロスを調べている中で、取り組みがまとめられたWEBサイトが見つからなかった経験を元に、このイベント後にWEBサイトを公開しました。


プレストテーマ:普段の食生活で消費者として何か意識していることは?生産や流通に携わっている方がいたらどんな取り組みを行っているか教えてください。


⑥応援しあう東北の皆さんをビジュアライズで応援したい/山越 香恋さん



ピッチイベント中、リアルタイムでグラフィックレコーディングを行ってくれた山越さん。1対1の対話や気分の共有をするときにビジュアライズ(目に見えない想いや感情を見える化すること)を行い、想いを可視化するサポートをしています。


ブレストテーマ:ビジュアル化したものを用いたコミュニケーションにはどんなものがあるか?


それぞれのやりたいことや背景は違えど、東北をテーマに想いを持った参加者が集結したこともあり、熱のこもったピッチが繰り広げられました。


▼イベント全体については以下記事でご覧いただけます。


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